2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

野田首相・・・「見るに耐える」政治。

菅が首相のときは、末期に本人自身が言っていたように「顔も見たくない」という雰囲気が満ち満ちていた。一方、野田君については、まずは、何年かぶりにようやくフツーの日本人がこの国のトップに就いたんだなー、といった第一印象を持つ人は多いのではない…

野田新首相は、この国の救世主になる可能性がある。

野田氏の最初で最大のポイントは幹事長人事だが、輿石を持ってきた。というか、一度断ったのを説得して引き受けさせたのである。ま、断ったのはポーズだという話もあるが、ともあれこれは大きい。 小沢一郎に対して、彼の言う「挙党体制」の確立という最大の…

野田佳彦と「運・鈍・根」。

民主党の新しい代表は、野田佳彦になった。 彼には、7、8年前、同じ松下政経塾の1期生の紹介で会ったことがある。その頃はもう政治家は人と会うときに単独では出て来ず、大体は秘書が同席するのであった。この秘書がいわく付きだったのだが、それは省く。…

続・・格付機関、買っちゃったらどうですか?

・・・ということで、「中立」や「グローバル・スタンダード」を標榜しているMoody'sが、実はアメリカという国を正に「別格」としている、即ち、格付機関として相当偏っている、と結論付けても良さそうな重要な証左が取れたため、今度は、その事実を、「共通…

格付機関、買っちゃったらどうですか?

13年前の98年の夏ごろだったと思うが、Moody's(ムーディーズ)が、AAAだった日本国債の引き下げ方向での見直し(ネガティブウォッチ)を発表した。当時の日本は、前年に山一証券が経営破綻、すぐ北拓も続き、長銀、日債銀も風前の灯火という金融危機…

やっと菅が辞めるらしいが・・・。

しかし、あのおっさん、ほんと「日本人的心性」が全く感じられなかったなー。報道で伝わってくる伸子という嫁さんについても同様。 前のこの国の首相は、「宇宙人」だったらしい。菅というのは、一体何(国)人なんだろう? でもって、マスコミ、特にテレビ…

「8・15からの眼差し」。

今月の初旬、日経新聞の文化欄で、表題の見出しの連続インタビュー記事があった。 登場したのは、1回目は五木寛之、2回目は読み落としたのだが3回目は吉本隆明、ラストの4回目は野坂昭如だった。五木寛之の分については、あちこちでこの人の文章読んだり…

市場は落ち着きつつある。

さて、マーケットというか金融市場だが、こちとらはエコノミストでもディーラーでもマスコミでもないので、数字を傍証として挙げるのはやめる。「直感」の話だ。 今回のS&Pによるアメリカ発の金融市場の大混乱は、実は先週予感があった。例の国債の「格下…