2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

対談・・・養老孟司VS内田樹

対談で思い出した。 内田樹という神戸女学院大学の先生が、去年「日本辺境論」という本を出してブレイクしているという話をたまたま聞いたのは、今年の始めの酒席だった。どうもこういう情報過多の時代になると、知っている人は知っているが知らない人はまる…

「一神教VS多神教」。

岸田秀が、2002年に標題の本を出している。 ・・・ということがわかったのは、間抜けな話だが、ごく最近のことだ。 そもそも最初にこの人の本を読んだのは30数年前、知ってる人は知っているが知らない人は知らないという「ものぐさ精神分析」である。…

日経も記事を「捏造」する?

先週の日曜日、14日だが、日経の片隅に小さく概ね以下のような記事があった。ロシアがらみである。 「(メドベージェフ)大統領の国後島訪問から2日間を経た(11月)3日夜。首相官邸の執務室では、苦々しい顔で座る首相を囲み、気まずい空気が流れてい…

「劣化」のスパイラル。

今のこの国を特徴付けるキーワードは「劣化」である。どこもかしこも劣化、劣化。政治も経済もジャーナリズムも、そして多分国民も。通常有り得ないことが、毎日のようにどこかで起きる。直近だと、尖閣諸島の中国船を巡る一連の出来事もそうだし、その前の…

「無極化」とゼロサムゲーム。

アメリカ外交問題評議会(CFR)会長のリチャード・ハースが、国際関係について、機関紙のForeign AffairS誌で「無極化」を唱えたのは、2008年5月のことだった。論旨は、それまで「一極」の主であったアメリカの衰退に加え、他国やいろんな組織の台頭、…