2011-01-01から1年間の記事一覧
ロンドン滞在中、Ronnie Scott's には3回行った。それぞれメインプレーヤーは、オスカー・ピーターソン、アート・ブレーキー、ディジー・ガレスピーである。今となってはウソみたいな話だが、あの頃のRonnie Scott'sでは、こうした大物が確か2週間ぶっ続け…
いやはや、地デジ様ありがとう、というか今までもったいなかったというか。地デジ化でCATVに加入してから、その番組の豊富さに驚いている。 でもって、今日は1958年のArt Blakey(& the Jazz Messenger)の生演奏を見ることができたのだった。もう5…
余計なことは言わない。今朝のあるテレビ番組に、鉢呂という新経産相と山岡国家公安委員長が出ていた。鉢呂という人も経産大臣が務まるのか、かなり怪しい大臣の一人である。そして山岡おじさんは、久方ぶりにテレビに出たこともあるのだろう、幅広いテーマ…
菅が首相のときは、末期に本人自身が言っていたように「顔も見たくない」という雰囲気が満ち満ちていた。一方、野田君については、まずは、何年かぶりにようやくフツーの日本人がこの国のトップに就いたんだなー、といった第一印象を持つ人は多いのではない…
野田氏の最初で最大のポイントは幹事長人事だが、輿石を持ってきた。というか、一度断ったのを説得して引き受けさせたのである。ま、断ったのはポーズだという話もあるが、ともあれこれは大きい。 小沢一郎に対して、彼の言う「挙党体制」の確立という最大の…
民主党の新しい代表は、野田佳彦になった。 彼には、7、8年前、同じ松下政経塾の1期生の紹介で会ったことがある。その頃はもう政治家は人と会うときに単独では出て来ず、大体は秘書が同席するのであった。この秘書がいわく付きだったのだが、それは省く。…
・・・ということで、「中立」や「グローバル・スタンダード」を標榜しているMoody'sが、実はアメリカという国を正に「別格」としている、即ち、格付機関として相当偏っている、と結論付けても良さそうな重要な証左が取れたため、今度は、その事実を、「共通…
13年前の98年の夏ごろだったと思うが、Moody's(ムーディーズ)が、AAAだった日本国債の引き下げ方向での見直し(ネガティブウォッチ)を発表した。当時の日本は、前年に山一証券が経営破綻、すぐ北拓も続き、長銀、日債銀も風前の灯火という金融危機…
しかし、あのおっさん、ほんと「日本人的心性」が全く感じられなかったなー。報道で伝わってくる伸子という嫁さんについても同様。 前のこの国の首相は、「宇宙人」だったらしい。菅というのは、一体何(国)人なんだろう? でもって、マスコミ、特にテレビ…
今月の初旬、日経新聞の文化欄で、表題の見出しの連続インタビュー記事があった。 登場したのは、1回目は五木寛之、2回目は読み落としたのだが3回目は吉本隆明、ラストの4回目は野坂昭如だった。五木寛之の分については、あちこちでこの人の文章読んだり…
さて、マーケットというか金融市場だが、こちとらはエコノミストでもディーラーでもマスコミでもないので、数字を傍証として挙げるのはやめる。「直感」の話だ。 今回のS&Pによるアメリカ発の金融市場の大混乱は、実は先週予感があった。例の国債の「格下…
なんか、今日は久しぶりに日記を書こうと思って(どうもなんか怒りを感じたときに書きたいようだ)書き出したのだが、同様にあれこれ書いたのに自分なりにちゃんと完成してないやつは「下書き」というフォルダに保存されていた。でもって、以下は4月23日…
今回の節電騒ぎで、特に東日本では、これから大変なことになりそうな予感を覚えている人が大半だろう。昨日は政府から、東電と東北電力管内で「電力使用制限令」が発令された。なんかユメもチボーもないネイミングだが、37年ぶりだそうだ。そして、当たり…
しかしまーこの菅直人というおっさん、3月11日の時点で、外国人からの違法献金問題などもあり風前の灯だったのが、空前の大地震のおかげで、というか、それを唯一の手掛かりとして日本国のトップの座に居座り続けているわけだ。しかも、そのことが誰の目…
これは、5月28日の日経朝刊に載っていたリー・クァンユーのインタビュー記事の一番最後の部分・・・「顧問相を退いたが、今後の役割は?」という質問に答えたものだ。シビレたなー、これには。 そのあと、(政治への)助言はしないが、自らの見解は今後も…
50才を過ぎた頃からだろうか、人の名前がなかなか出てこなくなった。ご多分に漏れず、ということに気づいたのはそれからすぐだった。でもって、誰かと話していて、名前が出てこないと「ほら、あのほらー・・」と顔だの言説だのをあれこれ並べ立てて、「ほ…
このお店だけは、日常の何の変哲もない雰囲気を醸し出している。空腹のこともあり、とにかく友人と入ってみた。メニューを見て、2種類のスパゲッティを注文する。横のテーブルに30代半ば位だろうか、女性が3人、おしゃべりの合間にスパゲッティをつつい…
一昨日の夜行バスで仙台に行き、昨日の夜行バスでまた家に帰ってきた。いくつか年上の友人と一緒に仙台にいる先輩をお見舞いがてら訪ねるのと、やはりこれだけの大地震、「現場」を見ておかないと、と思ったからだ。 朝の6時半、仙台に着いてからとりあえず…
今月の始め、福島原発について触れたのだが、そのときには具体的なことは書けなかった。何故かというと情報源が、信頼できる人・・誰でもその人が言っているのならそうなのかもしれない、と受け取る人だったからだ。でも、あれこれ見ていると、そろそろ情報…
ビートだけしは、3月11日の大地震の1週間後のテレビ番組で、あれ以来(震災の状況を見るにつけ)ずっと下痢をしていると言った。でもって、こちとらは、あれ以来ひどい肩こりが続いている。体調がおかしい。多分、意識するとせざるとに関わらず心身の緊…
今日の日経新聞に、標記についての囲み記事があった。横見出しは「震災、変わる海外のまなざし」とあり、本見出し(というのか知らないが)は、「「称賛」から「不信・違和感」に」となっている。近頃の新聞は読者の信頼感が落ちているし、並行してネットで…
ところで毎日流されるテレビや新聞等の震災関連報道だが、気になっていたことがあった。地震そのものについては、気象庁が当日、「東北地方太平洋沖地震」と命名した。が、この大震災については、NHKは「東北・関東大震災」、その他のテレビや新聞は「東…
福島原発の状況と放射能汚染の実態は、毎日、いろんな形で報道されている。またネットやツイッター等でも、真偽取り混ぜて、これも毎日あれこれ情報が流されているようである。 先週の中頃、政治家と経産省OB達数人との食事会に出席した人から、そこで出た…
さて、「神も仏もあったものではない」境遇にいる被災者の方であるが、その神や仏に仕える身である全国の宗教者は、一体何をしているのか?何のメッセージも出てこないが。例えば仏教関係者は相変わらず「修行」をしているのかね?仮に教義が小乗仏教であっ…
18日の金曜日、会社から帰宅して、深夜までずっと震災関連のテレビを見ていた。結果、かなり疲れた。報じられる被災者の様子で涙がこぼれたり、東電や政府の対応に怒りを感じたり、元気な子供達にふっと安心感を覚えたり・・・。要は、普段とは異なるとて…
とにかく「突然」の出来事であった。なんの前触れもなかった。過去、こうした大きな地震の際には、ときどき「予兆」として、小動物が急にいなくなるとか騒ぎ出す、といった話が喧伝されることがあった。同じように、「地震雲」という話もあった。近年、これ…
このメザニン集団論文の正確な表題(日本語訳)は、「メザニン集団の台頭 ―― 国の内側から蝕まれる中東・南アジア諸国」というものである。書き手は、英国の元外交官と元CIA副長官の二人。今日、初めて詳細に読んでみた。やはり面白い。最初に「メザニン…
先だって、また養老孟司の対談本を借りてきた。「生の科学 死の哲学」というのだが、中身は各界の19人の人との対談であった。 読み進めていく内に、いきなり東海林さだお大先生が出てきた。不思議なもので活字が並んでいるだけでも対談の「雰囲気」はわか…
表題は、つい先日たまたま見つけた、Foreign Affairsの昨年11月12月号の日本語版の中の論文である。 「メザニン集団」とは、政府でもない民間でもない中間の集団であって、ところが一国の動向に大きく影響を与える集団、を規定しているようである。 大変…
さて、各自が思い思いに食事から帰って席に着くうちに、そういえばあのロッカーの3段目にお客さんからもらったワインがある筈だ、同じく日本酒がある筈だといった声が断続的に上がり、それらを開けては応接セットで(ま、酒好きの人間のみだが)あれこれ話…