2010-01-01から1年間の記事一覧

新しい秩序・・・「動的」?

年末大掃除の一環で、パソコンを置いてある机をあれこれ掃除してから再びパソコンを起動したら、画面が真っ黒になり、よく見るとボーっと字が見える、という状態になっていた。あれこれやってみたが戻らず、仕方がないので勤め先のパソコンで検索したところ…

NHKの海老蔵事件報道・・・あのなー。

いやはや驚いた。さっきNHKの9時のニュースを見た。 なんと始めからずっと、時計見たら13分間だったが、歌舞伎の海老蔵というあんちゃんが殴られたとかいう事件についての、本人の記者会見を延々と流しているのだ。 このあんちゃんは有名らしいが、要は民…

対談・・・養老孟司VS内田樹

対談で思い出した。 内田樹という神戸女学院大学の先生が、去年「日本辺境論」という本を出してブレイクしているという話をたまたま聞いたのは、今年の始めの酒席だった。どうもこういう情報過多の時代になると、知っている人は知っているが知らない人はまる…

「一神教VS多神教」。

岸田秀が、2002年に標題の本を出している。 ・・・ということがわかったのは、間抜けな話だが、ごく最近のことだ。 そもそも最初にこの人の本を読んだのは30数年前、知ってる人は知っているが知らない人は知らないという「ものぐさ精神分析」である。…

日経も記事を「捏造」する?

先週の日曜日、14日だが、日経の片隅に小さく概ね以下のような記事があった。ロシアがらみである。 「(メドベージェフ)大統領の国後島訪問から2日間を経た(11月)3日夜。首相官邸の執務室では、苦々しい顔で座る首相を囲み、気まずい空気が流れてい…

「劣化」のスパイラル。

今のこの国を特徴付けるキーワードは「劣化」である。どこもかしこも劣化、劣化。政治も経済もジャーナリズムも、そして多分国民も。通常有り得ないことが、毎日のようにどこかで起きる。直近だと、尖閣諸島の中国船を巡る一連の出来事もそうだし、その前の…

「無極化」とゼロサムゲーム。

アメリカ外交問題評議会(CFR)会長のリチャード・ハースが、国際関係について、機関紙のForeign AffairS誌で「無極化」を唱えたのは、2008年5月のことだった。論旨は、それまで「一極」の主であったアメリカの衰退に加え、他国やいろんな組織の台頭、…

検察における「組織防衛」の心理と論理。

なにか、学者の論文のようなタイトルになってしまったが、要は、今回の大阪地検特捜部を巡る事件において、逮捕された個々の検事の動き、そして検察という組織全体の動きが「ヘン」なのだ。腑に落ちないというか違和感があるというか。 これが民間企業、特に…

刺激のない日々。

この1週間は、どういうわけか、なんの刺激もない日が続いた。 尖閣事件は、アメリカ一家の総本家が、あそこは日本組のシマであると明言はしなかったが、あそこに手出したら、わしらへの攻撃と受け止めるかんね、と公言。それを受けて衰退日本組は組長不在の…

検察の「無謀」と、歴史的「大失態」の予感、Part2:マスコミの大罪。

さて一昨日、前の大阪地検特捜の部長・副部長が逮捕された件についての報道の方である。私はとりあえず日経の他は朝日しか取っていないので、会社で他紙を読む前の時点では、朝日の記事をあげつらうしかない。ま、経済記事でさえ間違い記事を書いて何の反省…

検察の「無謀」と、歴史的「大失態」の予感。

最高検察庁は、昨日、大阪地検特捜部の前部長と副部長を逮捕した。容疑は前田検事にかかる「犯人隠避」だそうだ。しかしまあ検察というのは、何故こうも上から下まで行動パターンが驚くほど同じなんだろう。ある程度の「証拠」らしきものをつかんだら「筋読…

尖閣諸島事件、Part2:ヤクザのシマ争い。

以前から思っていることがある。多分誰もこんなことは言っていないだろうが。それは、国際関係は、ヤクザの縄張り争いに見立てると大変わかり易い、ということである。歴史を遡るとややこしいので省くが、いま現在は、多少力が落ちたとはいえ、最大の組織と…

尖閣事件、とりあえず。

しかしまあ、中国というのもすごいもんだ。今回の尖閣の事件では、うんと単純に言うと、尖閣諸島は中国の領土だ、という大前提を置いて、というか思い込むことにして対応している、ということだろう。 今日は、参議院の外交防衛委員会で、この件についての質…

なぜ最近の「報道番組」は、突っ込まないんだろう?

今朝も6時前に起きて「時事放談」を見た。あれれ?何故か司会が御厨貴から、増田寛也氏に代わっていた。この人は確か元建設官僚で岩手県知事をやった後、自民党政権で総務大臣をやっていた人だ。元々見るからに温厚で常識派という印象だったが、2年ほど前…

「検察」の驚くべき「劣化」

しかしまあ、驚いた。 何が驚いたかと言うと、いきなり那覇地検が中国船船長の釈放を決定したことにも驚いたが、それ以上に、その際の次席検事の記者会見での説明だ。 「わが国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上被疑者の身柄拘束を継続し…

仙石さん、あなたは一体何者なんですか?

どうもこの所の報道を見ると(この場合週刊誌の見出しも含むが)、政局のポイントは「仙石VS小沢」ということのようだ。 菅という名前のこの国の首相やってるらしい人間の「軽さ」と、仙石という人の(テレビでの定例記者会見でしか見ることができないのだ…

村木元局長事件・・・毎日新聞はエラい! 

ある筈のない(と思われていた)ことが起きた。 検察は、信頼回復のために必死であろうが、ことは「確率」の問題ではないだけに深刻だ。非民主主義国家では、こうしたことが100件に一つ位あるのかもしれない。だが日本のような国では10万件に一つでもあ…

「小沢政局」が続くとどうなるか?

さて、大騒ぎの民主党代表選、もし小沢氏が勝っていたら、首班指名であれこれと波乱があり得たわけだから注目せざるを得なかったが、結果は菅さんの僅差の勝ちだった。 でもって、あの程度の差であれば、仮にマスコミが「世論調査」を多用して菅サイドに誘導…

再び御厨貴 → なんだ、単なる電波芸者だったのか。

今朝のTBS「時事放談」を見て、唖然とした。司会は政治学者(らしい)御厨貴である。 ゲストは民主党渡部恒三議員と前鳥取県知事の片山善博氏。 渡部氏は今回の民主党代表選で、言わずと知れたガチガチの菅支持でアンチ小沢。片山氏は鳩山政権で行政刷新…

「猫」の出番。

小沢氏が、いつになくマスコミに出まくっている。私の見るところ、あの人は、徹底的に「猫をかぶる」スタンスを取ることに決めたようである。そして、さすがに街頭演説はそうもいかないが、テレビでは結構猫なで声でしゃべっている。 菅さんはというと、鳩山…

御厨貴氏のこと。

で、その「時事放談」の司会者、御厨貴氏である。 確か、一等最初に浜矩子がゲストで出てきたときに、御厨は、ご本人に「趣味は大量飲酒、だそうですが」と水を向けた。きっと何か面白いことを言ってくれると思ったのだろう。ところがご本人は一言、「そうで…

浜矩子氏と酒。

思い出したが、昨年秋位からであろうか、時事放談で時々登場するエコノミストの浜矩子のことである。 この人の紹介のテロップの最後は、趣味は「大量飲酒」、という空恐ろしいものである。 今年の3月だったか、「フォーラム神保町」のサイトを見たら、平日…

藤井裕久氏と日本酒。

藤井元財務相と酒のことである。 藤井氏は日曜朝の時事放談に時々登場、紹介のテロップの一番最後には、日本酒とそばが大好きな78歳、というような文言が書かれていたと思う。 さて先週金曜日、記者なら誰でもその名前は知っているというある元テレビ記者…

「小沢さんが首相になっちゃったら、どうしますか?」

先週、民主党代表戦を報じるあるテレビが、街頭インタビューで表題の質問を発していたそうな。 これは、正にそのままマスコミに投げかけるべき質問であろう。 なにせ、どの新聞・テレビも、すさまじいアンチ小沢キャンペーンだ。 まずはお得意の「政治とカネ…

マスコミ主催の「直接対決」についての報道姿勢。

今日は、「日本記者クラブ」主催の「菅・小沢直接対決」の日だった。 しかも時間は午後1時から2時間びっしり。進行も記者クラブ任せで、質問もマスコミ各社がわりと自由にできるという、記者から見れば涎の出そうなイベント。 要するに、「記者」たる特権…

とりあえず良かった、良かった。

菅ー小沢のサシの会談でもって、なんとなーく党内人事で妥協して、決着は上手な言葉で先送り、という事態もあり得ると想定していたのだが、ま、菅氏が、仙石や枝野の更迭をやはり拒否したということだろう。 これでまた「どうするどうなるマスコミ」は、14…

続・・・小沢出馬。

さてマスコミは、というかややこしいので新聞に絞るが、このサイトの存在を知っているのだろうか? gooと言えば超大手だから多分知っている筈だ。そしてこの小沢出馬についての投稿の結果も、誰かが見ているであろう。こんなのもある、と軽く紹介だけでも…

「小沢出馬」は日本を救う最後のイベント。6割は出馬を支持している。

別に小沢一郎が日本国の首相候補として、ようやく表に出てきたか、と歓迎するわけではない。 この国の政治の劣化が、その極みまで行き着いてしまった中で、その劣化具合が国内外に臆面もなく曝け出され、それにより、もしかすると、この10数年に渡る「バン…

菅さんの「放課後」

こうクソ暑いと、万事、どうでもよくなるのが平和な世の中の特徴なのであろう。ひっくり返すと、今は「平時」ということであろうか。 そこでこの国のトップの人は、8月15日はどのように過ごしておられたのだろう。 新聞の首相番記事を見る限りでは、著名…

土屋守章先生のこと。

今日は、先週2日に亡くなった土屋守章先生のお通夜であった。 土屋先生は、言わずと知れた日本における「経営学」の草分けであり、かつ泰斗だった方である。といっても私は、生徒として直接教えを受けたわけでもなく、経営学関連でお付き合いさせて頂いた訳…